グリチルレチン酸ステアリルは、マメ科植物、カンゾウ(甘草)の根または茎から抽出して得られるグリチルレチン酸とステアリルアルコールをエステル(酸とアルコールの化合物)化して得られます。白色から淡黄白色の結晶性の粉末です。油脂原料によく溶ける性質をもっています。
抗炎症作用・抗アレルギー作用・細菌発育阻止作用・抗消化性潰瘍作用があります。抗炎症効果は、グリチルレチン酸に比べて約2倍です。強力な消炎効果あり、皮膚炎症・かぶれ防止・肌荒れ防止・ニキビの予防や悪化防止などの目的で化粧品や医薬部外品に広く配合されています。