化粧品 知っトク情報・資料館

「化粧品 知っトク情報・資料館」では、化粧品に使われている成分をわかりやすくご紹介しています。『素肌美人への第一歩』は、ご自分の肌質・症状・目的にあった化粧品を選ぶことから始まります。貴女のお肌が本当に歓んでくれる成分がきっとみつかります。合わせて「知っ得 素肌美人」もご覧いただくと、貴女のためのスキンケアがより明確なものになると思います。『その年代をより美しく生きる』ために、お役に立てれば幸いです。

肌の自然な働きを理解することが、正しくスキンケアしていく上で大切です。ご自分の肌を良く知ることが先ず基本です。あなたの肌には何が不足しているのか、何を必要としているのか、肌の悲鳴が聞こえてくるはずです。

 ※ 三大要素
肌は大きく分類して三つの要素から成り立っています。

◆ みずみずしい潤いを与えてくれる
水分
◆ その潤いを保って保護する役割を持つ油分
◆ そして、はり・弾力のある肌を作ってくれる蛋白質です。

この三大要素の割合は、水分70%、油分15%、蛋白質15%となっています。このバランスによって、健康で美しい肌を保っていく訳ですが、それぞれが肌の表面で、内側で大切な働きをしてくれています。

※ 皮脂腺
肌の最も表面は、内側から分泌される皮脂膜で覆われています。a-57-01肌には汗の出る汗腺と、産毛の生えている皮脂腺があり、汗腺からは水分、皮脂腺からは油分が、それぞれ分泌されていて肌の表面で混ざり合い、自然なクリームとなって保護してくれています。 皮脂腺は0.0005mmと大変薄い膜ですが、外からの刺激から肌を守り、さらに、殺菌作用も備えている優れものです。一般的には、この皮脂腺の分泌が多い人がオイリースキン(脂性肌)、少ない人がドライスキン(乾燥肌)と言われています。赤ちゃんの肌がすべすべなのは、バランスが整っているからです。

※ 表皮 

表皮は一番外側が角質層(かくしつそう)、順に顆粒層(かりゅうそう)、有a-57-02棘層(ゆうきょくそう)、基底層(きていそう)と四つの層からなっています。 肌のできるところは、基底層の下の基底膜と言う部分で、ここに毛細血管からの栄養が届くことによって細胞が生まれます。そして、基底細胞とメラニン細胞が2対1の割合で、細胞分裂を起こし新陳代謝が始まります。

この代謝サイクルは、医学的に90日と言われています。
分裂を始めた細胞は、まず基底層から有棘層へと上がっていきます。これだけに約60日かかります。さらに、有棘層から角質層になるまで約14日かかります。そして、角質層から垢(あか)やフケとなって剥がれ落ちるのに約14日かかります。一般的に肌は28日サイクルと言われているのは、角質層になるまでと角質層から剥がれ落ちるまでのサイクルのことです。

このように細胞は、形や働きを変えながら肌表面へと移動していきます。この新陳代謝が円滑に行われていることが、肌の美しさを判断する基準になります。さらに、一番外側の角質部分に含まれている水分量が、15~25%あることが潤いのある肌と見るポイントになります。

※ 真皮 

表皮の下にある真皮は、肌のハリ・弾力を保つ上で大切な部分です。a-57-03真皮には網の目になっているところがあって、斜めの線が結合繊維と言ってコラーゲンと言うタンパク質でできています。この結合組織に絡まってスプリングの役割をしているのが、弾力繊維でエラスチンと言うタンパク質です。そして、繊維と繊維の間を埋めているのが、間充物質と呼ばれているヒアルロン酸などのムコ多糖類です。この繊維や中を埋めている成分の働きによって肌は、ハリと弾力を保っています。当然、成分量が少なくなって働きが弱くなると肌は衰え始め、シワ・たるみとなってしまいます。

※ 皮下組織
真皮の下にある皮下組織は、クッションの働きをしてくれるところで、外部からの影響を弱めて体内の機能を保護してくれます。また、熱の不良導体であることから保湿する働きをもっています。

 ※ 水分

このように肌と一口に言っても表皮・真皮・皮下組織と、それぞれの成分a-57-04や働きよって成り立っています。この中で分量的に一番多いのが水分です。表皮の角質層の下には、バリアゾーンと言うのがあって、これによって体内の水分が外に逃げるのを防いでくれています。肌のためには、このバーリアゾーンから下の水分量は、70%あることが必要とされています。この水分もやはり血液が運んできてくれます。血液中の水分が血管壁からにじみ出て、肌全体を潤し、私たちの身体を守ってくれているのです。
 
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