LOH症候群は、エル・オー・エイチもしくはローと呼ばれていて、いわゆる男性の更年期障害のことです。これまで更年期障害は女性特有のものとされていましたが実は男性にもあることがわかり、最近増加しています。
女性が閉経前後にホルモンの分泌が減ることで起きるさまざまな身体の不調を総称しているのが「更年期障害」ですが、LOH症候群も加齢によって男性ホルモンであるテストステロンが低下することによってさまざまな身体的・精神的な不調のことを表しています。
自覚症状としては大きく3つあります。
〇まず心(精神)の問題です。
やる気がおきない、集中できない、何をやっても楽しめないなどの症状があります。
〇次に身体の変化です。
疲れやすくなった、筋力が落ちている、おなかが出てきたなどです。
〇最後は性の変化です。
性欲がわかないなどの症状に表れるといいます。
テストステロンの低下が進行すると、糖尿病やうつ病にもなりやすくなるといいます。基本的には50~60代が多いとされていますが30代、70代でもその症状は表れるといいます。