今年の3月12日発売の英科学誌ネイチャー(Nature)で、もっとも重要な肥満遺伝子を特定したという研究論文が発表となりました。これまでも肥満遺伝子は「糖質で太りやすいタイプ」、「脂質で太りやすいタイプ」、「筋肉がつきやすいタイプ」などいくつか太りやすい遺伝子のタイプ別に分けて考えられてきましたが最新の研究で「IRX3」という遺伝子を持っている人は太りやすく、持っていない人は太りにくいという論文が発表されました。
また、アンチエイジングの鍵といわれるMMP1遺伝子、GPX1遺伝子、SOD2遺伝子などを調べることによってシワやシミができやすい体質か、抗酸化力があるかどうかなど、個人の肌老化タイプについても調べることができるといわれています。細かな体質を知ることで対処する方法もあるのでしょうが、そこまでわからなくても前向きに日々の肥満防止、肌老化防止対策をすることがアンチエイジングにつながります。