腸(消化管)は、身体の中にあっても、皮膚と同じように外部の物質とじかに触れる臓器です。そのため、細菌やウイルスなどの外敵から身体を守る大事な役割を担っています。肌と腸は非常に密接な関係があり、食べ過ぎ・飲み過ぎ・睡眠不足・ストレスなどで腸内の悪玉菌が増えると、有害物質がふだんよりも多く生成されてしまい、それを腸粘膜が吸収して肌に影響を与えてしまいます。
腸に上手に働いてもらうためには腸内の悪玉菌を増殖させないように、善玉菌が優勢になるような食生活や生活習慣を心がけることが必要です。悪玉菌が多いと、食べたものを腐敗させ有害物質を発生させるため、炎症を起こし、発がん物質をつくってしまいます。一方、善玉菌は食べ物の腐敗を防いで腸や血液をきれいにしてくれます。