スフィンゴリン脂質・スフィンゴ糖脂質などを含めた総称。皮膚の表皮の角質層にある角質細胞間脂質の組成のうち40~65%ほどを占めています。さらにスフィンゴ脂質の組成はセラミドが95%、糖脂質が5%の混合物であることがわかっています。
スフィンゴ脂質は生体膜の主要な構成成分として広く分布し、表皮のバリア機能、細胞間の認識、細胞の成長など、重要な役割を果たしています。化粧品材料のセラミドは哺乳動物の脳や酵母発酵などにより得られますが、最近では高純度で無臭に近いものが天然系素材の保湿剤として使用されています。