体内の成長した細胞は、ふつうは特定の役割しかできないように機能がプログラムされています。 分化増殖しても、胃の細胞は胃の細胞、皮膚の細胞は皮膚の細胞にしかなれません。 しかし、分化増殖によって別の機能になることができる万能な細胞があります。 これが、ステムセル(=幹細胞)です。
胃・腸・心臓・肝臓・筋肉・皮膚など、特定の役割をもつ細胞に分化する元の細胞、 と考えればわかりやすいでしょう。 ステムセル=(幹細胞)には、たくさんの成長因子が含まれていて、その維持・増殖のために大きな役割を果たしています。