枝毛 毛先が、木が枝別れしたように裂けているため、このように呼ばれています。損傷毛の一種で、裂毛症(れつもうしょう)とも呼ばれています。
原因は、主に次のようなことがあげられます。
①乾燥 ②熱 ③紫外線 ④物理的な外力 ⑤アルカリ剤 ⑥界面活性剤 ⑦コールドパーマネントウェーブ ⑧染毛・脱色 ⑨拙劣な美容技術 など。
枝毛の場合、①~⑨の原因すべてが、多少の差はあっても含まれていますが、 共通して言えることは、毛髪の乾燥です。健康な頭髪に含まれる水分は、平均12%。11~13%であれば許容範囲内です。 洗髪直後の髪には30%の水分が含まれていますが、時間の経過とともに蒸発して、 12%前後に落ち着くようです。
※枝毛対策
毛髪の乾燥が進むと、裂けやすく、枝毛になりやすくなります。よく言われていることですが、ドライヤーを髪に近づけすぎること、長時間あてすぎることも良くありません。また、レザーでヘアカットする場合、テーパー角度(レザーと毛髪の角度)が小さいほど、切り口が大きくなるので水分が蒸発しやすくなります。
また、櫛などで強く髪を逆立てることも、毛髪表面を損傷するため、水分が蒸発しやすくなります。アルカリ・界面活性剤・パーマネントウエーブ用剤・染毛剤・脱色剤なども、成分の内容や使用頻度によって毛表皮や毛皮質を損傷して乾燥毛の原因となり、枝毛を発生させてしまいます。枝毛を作らないためには、まず毛髪を乾燥させないこと。そして、適切な頭髪ケア、スカルプ(頭皮)ケアを行いましょう。
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