肌の表面にある網目のような線を皮溝を呼びます。 肉眼では線状に見えますが、よく注意してみると溝になっているのがわかります。 ルーペなどで見ると、さらに立体的に見えます。 皮溝によって、皮膚表面は、三角形やひし形、多角形などに区切られ、皮膚模様を作っています。
皮溝は、皮脂を肌表面全体に広げる働きをするほか、皮膚がぴんと張ったときのためのゆとり部分の役割をします。 皮溝が細かくて浅く、規則的な状態を「肌のキメが整っている」「キメが細かい」と言います。肉眼でもすべすべに見えます。 また、女性ホルモンはキメを細かくし、男性ホルモンはキメを荒くします。若い肌はキメの凹凸がはっきりしており、年齢を重ねるにつれてぼやけてきます。