ペパーミント(西洋薄荷)はシソ科ハッカ属の多年草で、ヨーロッパが原産です。「ウォーターミント」と「スペアミント」との自然交雑種で、河岸や排水路などに生え、７月から８月ごろ、小さな紫色の花を咲かせます。和名では「セイヨウハッカ（西洋薄荷）」と呼ばれます。 メントールは、セイヨウハッカの葉から得られるペパーミント油・ハッカ油の主成分であり、芳香と清涼感があります。皮膚に触れると、知覚神経末梢を一時的に強く刺激し、ついで軽い麻痺を残す知覚鈍麻、鎮痛、止痒（しよう）作用があります。貼り薬や痒み止めなどの医薬品やチューインガム・紅茶・アイスクリームなどの食品香料に広く用いられています。化粧品でも歯磨き・フェイスローション・シャンプー・ヘアトニック・育毛剤・オーデコロンなどに爽快感を与える清涼剤として配合されています。
