化粧品 知っトク情報・資料館

「化粧品 知っトク情報・資料館」では、化粧品に使われている成分をわかりやすくご紹介しています。『素肌美人への第一歩』は、ご自分の肌質・症状・目的にあった化粧品を選ぶことから始まります。貴女のお肌が本当に歓んでくれる成分がきっとみつかります。合わせて「知っ得 素肌美人」もご覧いただくと、貴女のためのスキンケアがより明確なものになると思います。『その年代をより美しく生きる』ために、お役に立てれば幸いです。

ヒアルロン酸は、1934年メイヤーらにより牛の眼のガラス体より分離、命名された代表的なムコ多糖類であり、コンドロイチン硫酸などと共に哺乳動物の結合組織に分布しています。結合組織内での機能として、細胞間に水分を保持し、また、組織内にゼリー状のマトリックス(格子形状)を形成して細胞を保持したり、皮膚の湿潤性と柔軟性を保ち、外力、および細胞感染を防止しています。表皮・真皮には、ビアルロン酸はコンドロイチン硫酸よりも多く存在し、このヒアルロン酸の水分保持が皮膚のみずみずしさに寄与しています。皮膚にみずみずしさがなくなり、シワができるのは皮膚の結合組織から水分を豊富に含むヒアルロン酸が減少するからと言われています。

ニワトリの鶏冠(とさか)などから得られる動物由来の天然ヒアルロン酸と、微生物を用いる発酵法によって得られるバイオヒアルロン酸とがあります。バイオヒアルロン酸は、天然ヒアルロン酸と科学的には全く同一で、安価であることから、ヒアルロン酸配合の化粧品が数多く登場してきました。

ヒアルロン酸は、皮膚によく吸収されて伸びがよくべとつかず、角質層の水分量を高める効果があります。また、空気中の湿度に左右されることなく、その保湿性を一定に保つという特性があります。さらに、ヒアルロン酸とグリセリンなど多価アルコールの併用による相乗効果(保湿効果・皮膚改善効果)を高めることができます。化粧品には、ヒアルロン酸Na(ヒアルロン酸ナトリウム)の形で配合されています。
 
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