ニワトリの鶏冠(とさか)などから得られる動物由来の天然ヒアルロン酸と、微生物を用いる発酵法によって得られるバイオヒアルロン酸とがあります。バイオヒアルロン酸は、天然ヒアルロン酸と科学的には全く同一で、安価であることから、ヒアルロン酸配合の化粧品が数多く登場してきました。
ヒアルロン酸は、皮膚によく吸収されて伸びがよくべとつかず、角質層の水分量を高める効果があります。また、空気中の湿度に左右されることなく、その保湿性を一定に保つという特性があります。さらに、ヒアルロン酸とグリセリンなど多価アルコールの併用による相乗効果(保湿効果・皮膚改善効果)を高めることができます。化粧品には、ヒアルロン酸Na(ヒアルロン酸ナトリウム)の形で配合されています。